野村 | 「わぁ。でも、本当にびっくりしたな。俺の誕生日覚えていてくれたんだ。」 |
赤澤 | 「あたりまえじゃないか。俺たちは苦楽をともにしたテニス部員なんだぜ。」 |
野村 | 「ありがとう。でも、こんなに早くから祝ってくれるなんて。」 |
観月 | 「……き、決まっているではないですか。なんといっても僕たちは、誰よりも早く君におめでとうが言いたかったんですからね。んふっ」 |
野村 | 「観月、みんな…本当にうれしいよ。ゲームでもスクールでも省かれてるようなきがしたから、俺なんてどうでもいい存在かと…」 |
木更津 | 「何言ってるんだよ。野村」 |
柳沢 | 「そ、そうだーね。」 |
裕太 | 「ま、まぁ飲みましょうよ、ジュースですけど。」 |
野村 | 「ありがとう!弟君!」 |
裕太 | 「…(怒。でも、今日は我慢だ)…」 |
野村 | 「よ〜し!今日は一日飲んで歌って今までの鬱憤を晴らすぞ!」 |
観月 | 「ふぅ。仕方がないですね。」 |
赤澤 | 「まあ、今日はノムタクの誕生日だしな。付き合うとするか」 |
金田 | 「そうですね。赤澤部長。」 |
木更津 | 「勘弁…って言いたいけどしょうがないよね。」 |
柳沢 | 「淳。歌おうだーね。裕太もデュエットするだーね」 |
裕太 | 「え?デュエット?ソロしかしたことないですよ。」 |
観月 | 「んふ。じゃぁ僕と歌いましょうか。」 |
赤澤 | 「え、観月がかよ?」 |
観月 | 「えぇ。あまりに美しすぎてキャラソンにすらならない僕の貴重な歌声ですよ。」 |
金田 | 「キャラソンって何ですか?赤澤部長。」 |
赤澤 | 「うーん。俺も知らんな。ミュージックゲームなら知ってるぞ」 |
金田 | 「ミュージカルの曲とかでしょうかね?」 |
野村 | 「ミュージカル?ゲーム??何それ???」 |
木更津 | 「赤澤に金田やぶへび〜」 |
柳沢 | 「そういえばボーリングで金田の好きな曲ってなんだったんだーね?」 |
木更津 | 「う〜ん、わからないや。金田って、ジュークボックス行くのかなぁ?」 |
観月 | 「…(なんだか話が悪い方向に行ってるみたいですね、仕方ないですね)…
野村、そんなことを気にせずさぁ、歌いなさい。今日の主役は一応は君なのですからね。」 |
野村 | 「あ、うん。そうだね、観月。よ〜し、弟君!今日は一日付き合ってもらうよ!」 |
裕太 | 「え?いや、あの、そういうわけには…」 |
野村 | 「???」 |
??? | 「ふふふ…そうはさせないよ」 |
柳沢 | 「あ、淳〜凄く怖かっただーね」 |
木更津 | 「う、うん。そうだね。」 |
赤澤 | 「み、観月。落ち着け!今日はせっかくのノムタクの誕生日なんだ!さ。楽しもうぜ」 |
金田 | 「そ、そうですよね。赤澤部長!せっかくのおめでたい日なんですから…」 |
観月 | 「…なにが、めでたい日なんですか!ちょっと僕は気分が悪いのでここで失礼させていただきますね!」 |
赤澤 | 「あ。おい!観月!!」 |
木更津 | 「くすくす。観月ご機嫌斜めだね」 |
柳沢 | 「そうだーね。観月も気にしすぎなんだーね。」 |
赤澤 | 「観月はいつもあんな調子なのかよ?」 |
木更津 | 「まぁね。アメリカ選抜のときはもっと凄かったよ。」 |
柳沢 | 「どこに行ってもあんな調子だーね」 |
赤澤 | 「…お前らって大変なんだな」 |
木更津 | 「う〜ん。まぁね。」 |
柳沢 | 「慣れただーね。」 |
金田 | 「とりあえず気を取り直して続きしましょうよ、ね。野村先輩」 |
野村 | 「う、うんそうだね」 |
木更津 | 「裕太がいないからおちょくる相手がいなくってちょっとつまんないけど、」 |
柳沢 | 「観月もいないんでハメはずせるだーね。ほら。ノムタク!一升瓶だーね」 |
野村 | 「うわぁ!このお酒、俺大好き!」 |
赤澤 | 「柳沢!いい仕事してんじゃねーか」 |
金田 | 「赤澤部長!いいんですか?お酒なんて!?」 |
赤澤 | 「何だ?金田?酒は初めてか?うまいぞ。飲んでみろよ」 |
金田 | 「は、はぁ…」 |
柳沢 | 「金田、大丈夫だーね。観月だってワインとか飲んでるんだーね。」 |
木更津 | 「そうそう。人生は経験だよ」 |
金田 | 「は、はぁ…そうなんですか」 |
赤澤 | 「よぉし、仕切りなおして乾杯だ!」 |
一同 | 「かんぱーい」 |