切原 | 「…で、何で皆さんでこんなところに集まってきているんですかね?」 | ||||||||||||||||||||
一段落ついた後、一同は聖ルドルフ寮のロビーに腰を下ろした。 | |||||||||||||||||||||
観月 | 「こんなところで悪かったですね。」 | ||||||||||||||||||||
木更津淳 | 「住むと結構快適だよ。学校にも近いし。駅もちょっと行けばあるからね」 | ||||||||||||||||||||
観月 | 「んふふ。そうですよ。どうです?聖ルドルフに入って一緒にこの生活を実感しませんか?」 | ||||||||||||||||||||
野村 | 「うわ。観月が勧誘モードになってるよ」 | ||||||||||||||||||||
柳沢 | 「ただ寮食はちょっとまずいだ〜ね」 | ||||||||||||||||||||
観月 | 「そこ!余計なこといわない!!」 | ||||||||||||||||||||
ジャッカル | 「なんか話がずれてきたな」 | ||||||||||||||||||||
丸井 | 「さっさと本題に入ろうぜ!俺だってわざわざ神奈川からこんなとこまで来てるんだからさ」 | ||||||||||||||||||||
樹 | 「そうなのね。こっちも千葉からここまで来るの大変だったのね。」 | ||||||||||||||||||||
柳 | 「かなり時間がかかったからな。それなのに赤也はよく来るみたいだな」 | ||||||||||||||||||||
黒羽 | 「そうだよな。ダビデもよく来るぜ」 | ||||||||||||||||||||
天根 切原 | 「…(こういう3年を持つと苦労すからだよ。)…」 | ||||||||||||||||||||
佐伯 | 「そうかな?俺はそうは思わないよ。千葉と東京なんて近いもんじゃん。ね。不二、裕太君。」 | ||||||||||||||||||||
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鳳 | 「はぁ。今年の目標…ですか?」 |
真田 | 「そうだ。一年の計は元旦にありというではないか。そこでお前たちに今年の目標を聞いてみようと思ってな。」 |
伊武 | 「…そんなこといきなり言われたって…思いつくわけないじゃん…まったく正月早々やな気分…。」 |
手塚 | 「……」 |
石田 | 「ま、まぁそんなに真剣に考えなくってもいいんじゃないか?なぁ、神尾、お前ならなんていう?」 |
神尾 | 「え?いきなり俺?」 |
桜井 | 「そうだな。やっぱりこういうときはスピードエースが一番に言うもんじゃないか?」 |
神尾 | 「そっか?そうなのか?じゃ〜しょうがないなぁ〜」 |
伊武 | 「…単純馬鹿…。」 |
神尾 | 「リズムに乗…」 |
橘 | 「却下」 |
神尾 | 「え〜橘さん、何でだよ?」 |
跡部 | 「あ〜ん?んなの当然じゃねぇか。言ってる意味がわかんね〜からだよ。なぁ樺地」 |
樺地 | 「ウス。」 |
神尾 | 「ちぇ〜っ。じゃぁコンサートに一緒に行く」 |
真田 | 「なんだそれは?」 |
滝 | 「はは。真田には理解できない感情かもしれないね。いいんじゃないそんな感じで。青春って感じだし」 |
真田 | 「む。そうなのか?なら次、お前。」 |
鳳 | 「え?俺ですか?う〜ん…そうだなぁ…」 |
宍戸 | 「ノーコンを直す」 |
真田 | 「うむ。そうかなら次。」 |
鳳 | 「ちょ…ちょっと。宍戸さ〜ん。俺、それなんですか?」 |
宍戸 | 「るせぇぞ。長太郎お前にぴったりの目標じゃね〜か。それともほかになんかあんのか?」 |
鳳 | 「そんないきなり言われても思いつきませんけど…」 |
宍戸 | 「じゃぁそれでいいじゃね〜か」 |
鳳 | 「うぅ…(泣」 |
室町 | 「次は俺だったよな。俺の目標は…そうだな。試合に出ることかな。」 |
千石 | 「うわぁ室町君。それちょっと淋しい」 |
野村 木更津亮 | 「……」 |
真田 | 「む、まぁがんばれ。それでは次はそこの赤毛」 |
天根 | 「俺か…」 |
跡部 | 「お前にはちょっと世話になったやつらがいるみたいだからな。俺様もじっくり聞かせてもらうぜ。なぁ樺地」 |
樺地 | 「ウス。」 |
天根 | 「フッ…オ、レ、の目標は…………吉本100人斬」 |
一同 | 「……………………」 |
天根 | 「あまりの目標のすごさに身動きもできないってやつか…また目立っちまったぜ…」 |
黒羽 | 「フンッ」 |
ドゴッ | |
天根 | 「…ッ…バネさん…」 |
黒羽 | 「あまりのアホさに呆れて物も言えね〜んだよ」 |
天根 | 「……ぐはぁ」 |
天根は息絶えた | |
大石 | 「お…おい、大丈夫か?」 |
樹 | 「大丈夫なのね。いつものことなのね。」 |
佐伯 | 「うん。」 |
跡部 | 「あんなやつに俺様の部下どもが…」 |
向日 | 「お〜い。跡部〜しっかりしろ〜」 |
忍足 | 「あかん。焦点が定まってあらへん」 |
大石 | 「大丈夫なのか?」 |
神尾 | 「大石さん。そんな奴心配しなくていいですよ。」 |
柳生 | 「二人とも命に別状はないみたいですね。真田君。次に行きましょう。」 |
真田 | 「柳生が言うなら大丈夫だろう。つぎは…」 |
伊武 | 「ヤだなぁ…次ぎ当たるのって、絶対俺だよな…なんでこんなことやんなきゃなんないわけ?…元旦なんてただの一日の始まりじゃん…それに今日部活も学校もないから顔を見なくてすむと思ってたら、何で雁首そろえて集まってきてるんだよな…あ〜ぁ。本当にまったくやってられないよな…」 |
真田 | 「………物事ははっきり簡潔に言う。以上。」 |
伊武 | 「…何だよそれ…でもまぁ、考えるのが面倒くさかったし、それでいいって言うならそれでもいいかな。でもそんなのが目標じゃ俺が愚痴グチ言ってるみたいじゃん。前にも誰かに言われたことあるけど、俺ぼやいたことだってないし…なんかわかんないけどすっごくムカつく。」 |
柳 | 「弦一郎?なにを固まっている。進まないではないか」 |
真田 | 「あ、あぁ。すまない蓮二。しかしあいつらは大丈夫なのか?」 |
柳 | 「何がだ」 |
真田 | 「いや。なんでもない。気を取り直して進めていくとしよう。次は…不二裕太。お前だ」 |